家づくりコラム

インフィル(建物内要素)

木の効果について(1)

木の家の住み心地がいいといわれるのは、木による環境改善作用があるからだといわれています。

只者ではない「木」の効果。これを読んだら、木をナデナデしたくなるかもしれません。

室内の湿気を操作してくれています

まず湿度が高いときには空気中の水分を吸収し、逆に低いときには水分を放出し、適度な湿度を保つ働きをしてくれる機能があります。

近年の研究で、ぜん息やアレルギー性皮膚炎の原因がダニであることが解ってきました。

 

capt001-1.jpgのサムネール画像

ダニの棲息場所としては、
(1)カーペット
(2)畳
(3)寝具(布団、毛布、枕、マットレス、シーツ)
(4)ベッド
(5)ソファー

の順に多いと言われています。

 

特にダニは赤ちゃんのいるご家庭では大敵です。不衛生であるばかりか、どうやらアトピー等の病気の原因にもなってしまうようです。

 

ある実験報告では、集合住宅に住み、ダニの害に悩んでいた家庭で、床を畳およびカーペットからナラ材を主体とした「木の床」に改装したところ、大幅にダニが減少したことが明らかになりました。

 

これは、「木の床」に替えた事で室内が、ダニの繁殖に適さなくなったことと考えられます。

 

木は呼吸するといわれます。これは湿度の高いときに湿気を吸収し、低いときには放出する性質を指しています。

 

10.5cm角の柱一本でビール大瓶0.5〜1本分の水分が出たり入ったりしています。

 

実物大実験でも、部屋の周囲に湿った空気を巡らして内部の湿度を測ってみると、木材を内装に使った場合は使わない場合より湿度が低く抑えられるとのこと。

 

また、青森ヒバ材の香り成分である精油や、木曽ヒノキに含まれるヒノキチオールによっても、ダニやカビを寄せつけない結果も出ています。

 

この木材の機能は、人間が特に不快に感じる季節・・・高温多湿の夏や乾燥する冬に効力を発揮し、快適な住環境をサポートしてくれます。

 

ジメジメ、カサカサといった不快感が軽減されるだけでも、木を内装材として使う効果は大きいといえるでしょう。

 

クロスや工業製品の商品を使うことが、決して悪いわけではありません。

 

しかし調節効果を考えるのであれば、床や壁・天井の一面に木の仕上げ材を使ったり、あるいは木の柱や梁をインテリアデザインを考慮し意図的に剥き出して使う等の方法は、とても効果的であると考えられます。

 

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内部には、スポンジみたいに湿気を吸放出してくれる木を、積極的に使います。

木は自然の”ファンデーション”として、室内環境を改善してくれるのです。

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