家づくりコラム

基礎・構造・耐震

ワクノウチを残す方法

県内山間部や古い集落には運良く、災害や建築基準法の規制時期からはずれた「伝統工法」の民家が、まだ相当数残されているようです。

もしこういった民家が新築するとなるとやはり、この「ワクノウチ」がどんなによい状態で残されていたとしても、多くの住宅を扱う業者達は、その価値がうやむやなまま、工事や提案のしにくさから、安易に取り壊しを薦めているようです。

重機で解体すると、いくら丈夫なケヤキを使った木組みだとしても、ひとたまりもありません。もう二度と、材料の入手も、その丈夫な造りも復元することはできなくなってしまいます。

そこで、当社は状態の良いもの、作業の条件(敷地にゆとりがある等)の場合に、間取りに取り込んだ再利用を提案しています。 

 ワクノウチの移設

 旧宅からの「ワクノウチ」移設状況です。

重機を設置し、ワクノウチを仮置き出来る”場所”さえあれば、移設作業が比較的容易です。

 ワクノウチの外観  外観です。2Fの窓位置が高く設置している部分1Fに「ワクノウチ」が設置されています。
 ワクノウチ内観  内観の様子です。塗り替えも行い、新品に戻りました。

参考ページ→「ワクノウチのある家

思い出のしみこんだ部分を再利用し、なおかつ現代風のアレンジメントを付加し、再び「ワクノウチ」としての価値を高めることが出来ます。

そうやって完成した家にはきっと、ただ新築するよりもより深みのある、愛着が沸くはずです。

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