家づくりコラム

基礎・構造・耐震

法隆寺も柔構造

 5重の塔  

世界遺産の「法隆寺の5重の塔」です。なんと築1300年!!→法隆寺

千三百年以上前に建立された法隆寺は、すでに柔構造の原理が確立していたことを証明しています。法隆寺の五重塔が千三百年もの間、地震や台風の中で生き残って来たのは柔構造で作られているからです。

建物は一見、一本の心柱を中心にがっしり固められているように見えますが、実際にはその構造は心柱とは無関係。

もしも外力を受けたとき、一重から五重まで、それぞれがヤジロベエの如く互い違いにゆらゆらと波を打つように揺れ動き、塔全体がスネークダンスを踊るかの如く作られています。

蛇つかい 

スネークダンスを踊っているのは下の「キングコブラ君」です。オレンジのおじさんは蛇使い。

・・・言いたいのはスネークダンスのユラユラ具合です。 

つまり地震や台風のエネルギーが、ゆらゆらとダンスを踊るエネルギーへと変換される仕掛けになっているわけです。

もともと日本人は、自然の力に対抗しようという意識よりも、人間を自然の一部として捕らえ、自然の中でこそ生かされるという意識が強かったと思います。

その様な背景があって、柔構造のようなすばらしい知恵が生まれたのでしょう。

Page Top