家づくりコラム

基礎・構造・耐震

ワクノウチについて④歪ませても建物を壊さない

 車知栓

柱と梁を強固に繋ぐ「車知栓」と呼ばれる木組の一種です。こういった継ぎ手の技術も、最近は不要となり、忘却の彼方になりつつあるみたいです。

伝統建築の破壊最終局面では、基礎の上で建物がズレることで力を逃がします。

地震の規模によって段階的に防御策が取られていて、最悪の場合でも家の中の人間は生き残れるように考えられているのです。

また、たとえ家が歪んだり、基礎からずれたり、壁が崩れたりしたとしても、それを直すことが出来る作りになっていますので、命を失うことはありません。

事実、鳥取西部地震や中越地震で伝統工法の家に住んでいた方のうち、亡くなられた方はほとんど無かったといいます。

変形した神社 

 中越地震の被害によってゆがんでしまった神社。

なるほど、内部のスペースは無事に残っています。建物の復旧は・・・まあ、確かに反対から押せば元に戻るかもしれません。

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