家づくりコラム

基礎・構造・耐震

耐震について②耐震性を高める仕組みは?

日本にいる限り避けて通れない地震や台風によって建物に生じる力を、軸組工法(柱と梁で構成された一般的工法)では軸組の全体で負担するのではなく、そのなかの耐力壁(たいりょくかべ)と言われる部分で負担しています。

柱や梁を用いる軸組工法なのだから柱を太くすれば、あるいは柱が多ければ建物は丈夫。という風に誤解をしている人もいますが、それは、大きな間違いです。

地震や台風の力から建物を支え、倒れないようにしているのは、柱ではなく、耐力壁と言われる部分なのです。もっとも聞き馴染みあり、代表格なのが筋交(スジカイ)と呼ばれる部材。

筋違い

力の流れる順序はというと・・・

地震力が左右から加わる → 柱と梁が歪んで変形しようとする → 筋違がこれを食い止める

といった仕組ですがこれ以外にも、変形を食い止める際に発生する柱の引き抜き力に抵抗するホールダウン金物やその他プレート類、基礎の構造耐力のような各種備えがあって初めて柱~梁に囲まれた四角の形状(耐力壁)が保持され、外からの力に対抗できます。

グニャグニャと変形しやすい四角の形状を、変形しない三角の組み合わせ、または面形状に変え、周囲をガチガチに固める、といったイメージでしょうか。

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