家づくりコラム

基礎・構造・耐震

耐震について③倒壊の原因と、基準法への反映

地震などで被害があった家屋の様子です。二階部分が壊れず、一階部分を押しつぶしたようになっているのは、地震力が1F耐力壁の強度を超えた為と考えられます。

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ところが、付近には倒壊を免れた木造住宅や、3F建てのアパートも見受けられます。そして、それらにはある共通した特徴があるようです。

 

震災時、無害または軽微な被害の木造住宅の特徴

  • 震基準に適合し、適切な施工管理が行われたと思われる最近の住宅
  • 耐力壁の量・配置が適切で、施工も適切な在来工法住宅
  • 2x4工法、プレハブ工法、構造計算された3階建て住宅。

大きな被害を受けた木造住宅の特徴

  • 古い建物: 以前の耐震基準で、筋交いの量が少なく、瓦屋根等、やねの重量が重い建物
  • 耐力壁の不足:耐力壁の絶対量の不足、二階への増築で、1階の補強が不十分なもの
  • 不均等な耐力壁の配置:車庫上部に2Fを設け、1Fに大きな開口のあるもの。
  • 柱・土台の接合力不足。
  • 筋違いの施工不良:筋違いの欠け、柱等への止め方の不十分な施工
  • 不適切な基礎:鉄筋量の不足等、施工不良的なもの。

      阪神・淡路大震災では多くの建物が倒壊または大破しましたが、大規模な調査の結果、古い建物に被害が多いのは当然として、最近建てられた建物でも耐力壁の不足やバランスを欠いたもの、あるいは接合部分の不良などさまざまな問題点が浮き上がってきました。

      平成12年の改正では、上記被害項目の対処として、「1/4法でのバランスチェック」や、「柱や梁・土台金物の詳細規定」を盛り込み施行されました。

       

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