家づくりコラム

インテリア・設備

失敗しないキッチンの選び方

 システムキッチンは一度買ってしまえば、そうそう取り替えるものじゃありませんよね。高価なものの割にはデザインだけででパッと決めてしまう方も多いのでは?

しかし意外と知らない落とし穴がいっぱいあるんです。そこでキッチンの購入前のチェックポイントをご紹介しましょう。

扉・取手

実は壊れることの多いのが扉。この扉のほとんどは中芯がパーチクルボードという木のチップを圧縮した材料で出来ているのです。

パーチクルボード   これがパーチクルボード。

このパーチクルボードが実は水に大変弱い。表面の化粧板の継ぎ目から水が沁み込むとふやけてくるのです。扉の表面にシミが出来てしまうこともあります。

しかも、扉を交換しようとしても、メーカーに問い合わせてみると・・・

「同じデザインの扉はもう生産していません・・」なんて事も少なくありません。

 扉  廃盤といわれ左右違う取手。

ポイントは耐水性と耐油性、お手入れのしやすさ(表面がつるつるして汚れ落ちがいいもの)取手の信頼性です。

間違っても表面の継ぎ目から芯材がのぞいていたり、取手がシールで作ってあったり、デザイン重視で割れやすそうな造りの扉を選んではいけません。

トップ

大きく分けてステンレス製と人造大理石製です。現在ではそれほど大きな特徴の違いが無いので、好みで選択してOKだと思います。

ただし人造大理石を選択する場合は「アクリル系人造大理石」であることだけはご確認下さい。

人造大理石   汚れが落ちなくなった人造大理石カウンター

 

高さ選択で注意する点

よくキッチン高さは、身長÷2+5cm などと説明されていますが、鵜呑みにしてはいけません。体型はさまざま、腕の長い人もいれば、胴の長い人もいますよね。大切なのは、実物で確かめる事です。

しかし、ここでも注意しましょう。ショールームでは靴を履いていますから、身長が変わってしまっています。

スリッパなどに履き替えて、家庭と同じ条件にして使い勝手を確認しなければいけません。

シンクの洗い作業でも確かめる

ショールームで高さを決めるときに、ほとんどの方はトップ面の高さだけに注意が行きます。

トップ面に手を置いて考えます。だけど、もうひとつシンクの中にも手を入れて洗い作業を確認しましょう。

シンク内での作業の方が実はキッチン高さの影響が出るのです。シンクの深さや、水栓の水の出る位置などで作業性がずいぶんと違うのです。

 色々選べる高さ あくまで、目安です。

 

換気扇

換気扇選びは大切なポイントです。換気扇にはお手入れのしやすさと十分な性能がなければなりません。決してデザインだけで選んではなりません。

ここでいう性能とは排気能力の事。いろんな機能がついたレンジフードもありますが、必要ありません。

お手入れがしやすく(簡単に分解できるものが絶対です)、排気能力の高いものを選ぶのです。

能力が高ければ、コンロで煮炊き、焼き物をやったときに発生する煙、蒸気、匂い、油煙などなど。出来るだけ早く屋外に追い出しせるのです。

逆に排気性能が低いと、間違いなく部屋が汚れます。天井や壁は黄ばみ、キッチンの扉や床はいつもベタついています。

 自動洗浄の換気扇  自動洗浄機能の付いたレンジフード。便利そうですけど、分解し洗えるかを確認してください。油汚れはそんなに甘くないですよ!

 

食器洗浄機

家庭に食器洗浄機が入るようになってずいぶんになります。近頃ではシステムキッチンの約60%に食器洗浄機が設置されているようです。

しかし、食器洗浄機は誰にでもお勧めできるというものではありません。

過去のお客様を見ていると、「今みんな付いているんだよね?たまにしか使わないと思うけど一応付けたいわ」なんてお宅は結局使用していません。

なので、その程度の気持ちであれば、他にお金を廻したほうが絶対お得です。

しかし、洗いカスさえいつもきれいに処理しておけば、洗浄機は衛生面でとても優れているのです。食器殺菌庫としてのよさは評価すべきです。

食器洗浄機の導入にあたっては、機械が入っている分大切な収納スペースをなくしているわけですから、必要性を考えた方がよいという事です。

 乾燥 洗浄機能が不要の方には、乾燥のみの機能もあります。 

 

キッチンの壁パネル

文句なしにお勧めです。キッチンを設計するに当たって、キッチン用の壁パネルは特にお勧めです。

汚れが落ちやすく、衛生的です。お掃除がとても楽になって、いつもきれいに出来る。ぜひキッチン用の壁パネルを使いましょう。

 キッチンパネル  サッとひと拭き

 高級感やハイセンスのインテリアを実現するために高いタイルを使うのも憧れます。

しかし、目地などに汚れが付いて掃除しにくくなってしまいますので、キッチンつくりの第一ポイントはお手入れのしやすさです。

油汚れ  ココまでピカピカにしたら日が暮れます。   タイル

 

ショールームでの見方

ショールームに行くにしても注意しておく点があります。決して1社で決めない事です。当然ですが、現在使用しているものより絶対に新しくて良いものが展示してあります。

なので1社目で心を決めてしまう人が多いのですが、同じ様に見えても意外と違いがあるものです。面倒でも2社以上の比較はする事をオススメします。

最後に

実はキッチンは隙間が多いもの。なのでゴキブリの侵入は簡単です。よく見ておきましょう。ショールームで隙間があるようだと、実際に収まった場合も必ず隙間が出来るものです。

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