家づくりコラム

インフィル(建物内要素)

珪藻土の本当の話②安全性について

安全、健康がうたい文句の珪藻土建材は本当に安全なのか。配合されている物が何なのか不明確なので正確なことはわからないですが、不安なのはその安全性の点でしょうか。

それは含まれる薬剤、例えば防カビ材の問題でしょう。珪藻土自体は腐りはしないですが、洗面所などに使用され多量の湿気を吸いこんだ場合、カビが生える可能性がある点です。

よって珪藻土建材には防カビ材が配合されることがあるようなのです。

それはどの程度安全なのか。幼児なら壁を舐めることもありえますし、手で触っても本当に安全なのか。また薬剤が揮発してシックハウスを発症することはないのか。

しかしこれらも、建材に含まれる成分が秘密では、確認しようがありません。

健康・快適な暮らしを作る為の珪藻土のはずなのに、こんなにも不明瞭な部分が多すぎると、いくら効果を聞かされても使われること自体、恐ろしくなってきませんか?

当社の使用する珪藻土

そんな不明瞭な珪藻土ですが、湿気の調湿効果や土壁のようなその仕上げの質感には、建築資材として大変魅力を感じます。

偶然にも珪藻土の配合が限りなく100%に近く、樹脂を使わずに固化できる技術をもった左官職人がなんと富山県内にいるのです。

その人は、自社で石川県の珠洲市から珪藻土を運搬、そしてある海藻から採れるエキスを混ぜ込み、100%の天然素材で壁に塗る技術を独自に開発してくれました。 

地層 

珪藻土はこんな場所から切り出しているのです。

地層によって色が違うのがわかります。 

 工業製品といってもおかしくない一般的な珪藻土建材とは違い、産出した地層によって色合いも異なれば、粒子の細かさも異なるので、決して均一ではありません。 

攪拌  攪拌-2 
 塗り状況  仕上げ

しかしそのあたたかな感じがする独特なピンク色は、経年変化によってますます柔らかさを醸し出し、乾燥ラベンダーを配合することによって吸湿した際の芳香効果まであるといった品物です。

当社の建物を見学する機会があれば、ぜひとも見ていただきたい仕事のひとつです。

「偽」ばかりの世の中

最近の世の中は食肉、野菜、菓子、ファーストフードに始まり、老舗にも「偽」伝統ある土産品にも、名門の老舗料亭にも「偽」。

珪藻土建材も混入量が不明で、誰も騒がないだけで異物(樹脂)の入った「偽」に近いかもしれません。

しかし太平洋戦争時代には、量を増やす為にビスケットやキャラメルなどの菓子にまで珪藻土が混入されていたなんて話もあります。

珪藻土お前もか、なんて話ではありません。ここから分かるのは、食べても大丈夫なくらい安全な材料が珪藻土であるといったところでしょうか。 

珪藻土塗り 

壁のピンク色が珪藻土塗りの壁です。

なんともいえない温かみがある雰囲気です。 

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