家づくりコラム

設計関連

設計とこだわりと。

当社が、設計・建物の質に対して揺るがない強い考え(こだわり)を持つことができ、お客様からの共感を頂くことができ、それに沿った建物を提供できる点について非常に感謝すべきことだと思います。

しかしながら根本にあるのは、こだわりの押し付けではありません。

家作りを通じて、いかにすればお客様にメリットが生まれるか、幸せになっていただけるか、夢を叶えて差しあげられるのか、といった点のほうが重要だと考えています。

まず第一にお客様のご要望を伺い、第二に当社としての提案をさせて頂き、第三に付加価値やデザインを含めどうまとめるか、そして予算や実現可能範囲はどこまでなのか、という順序です。

もちろん謙虚さを忘れてはいけません。

「こういうのできますか?」「こう工夫すればこんなメリットが生まれますね」といった途方もない数のやりとりは、お客様と共に新しいものを創り上げている途中経過、といったイメージです。

お客様のご意見を聞かせて頂きつつも、話せば話すほどに考え方が深まっていきます。そうやって生まれる建物は、世界のどこにも存在しない、全く未知のものになることがほとんど。

建築家さん達のように家=『作品』として買ってもらった物ではなく、またいくつかのパターンにむりやり当てはめた、一部のハウスメーカーの商品ともまったく異なります。

もちろんお客様には、そのことも含めて満足頂いています。

こだわりというものが強すぎると、どうなるか。

お客様が大事に温めてきたに違いない大切な思いや要望を、残酷にザクザクとそぎ落としていかざるを得ないばかりか、新しいヒラメキやアイデア、自分自身の進化のチャンスをも失ってしまいかねません。

意固地になって自分の出来る事にこだわる、出来た商品を売るといった考え方は、家を造るプロの立場として、あまりもたないほうがいいのではないかとまで、最近思います。

だったら一体なんのために設計しているのか?

それは、お客様に喜んでもらいたいから、喜んでもらえるようなモノをプレゼントしたいから、お客様の喜ぶ顔が見たいから設計するのです。

 

人の求め続けるもの。

美しいもの

 

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