家づくりコラム

空間設計・間取り

☆キッチン編☆

シンク・コンロ・冷蔵庫が正三角形に近い位置にあると家事がしやすいと言われ、それを「三角形の動線」と呼んでいます。

しかし、忘れてはならないのがあと +1 の「ごみ箱置き場」です。ゴミを細かく分別し、資源ゴミなどは毎日収集にきてくれるわけでもないので、多数のゴミ箱とスペースが必要です。

キッチンのスミにいつもゴミ箱が出ているようでは、とても邪魔です。設計の際は、必ずカウンター家電収納を設置してその下部を開放し、ゴミ箱置き場としています。

ゴミ箱置き場の位置は、まず捨てやすい位置であること、そして余裕を持たせたスペースとしておくことが大切です。

P1020479.JPG

1日の中で

キッチンにいる時間は思ったよりも長いものです。そして、その時間が味気ないものにならないよう、自分が楽しく居られるような工夫が大切です。

まずは、お気に入りのインテリアや雑貨など、好きなモノに囲まれて楽しく過ごすことができるようなプランを考えてみましょう。

キッチンの扉の色や素材にこだわってみるとか、憧れのデザインで食器棚を作ってみるのも良い考えです。

オリジナルの照明器具やキッチン用品など、こだわりのモノに囲まれるようなプランもとっても楽しいものです。ただし、油煙で汚れやすいので、汚れの付きにくい掃除のし易いものを選んでおきましょう。

そして一番立つ時間の長い、シンクの前に立った時に見える風景を想像してみることも大切です。

無機質な壁を見つめながら炊事をする…というのも、寂しいもの。

外壁に面した壁なら窓を開けて外を眺めることができるようにするなど、キッチンから見える光景にも気を配ってみると楽しくなります。

また、キッチンでテレビを見ながらの作業をしたい場合には、リビングの先にあるような遠くのテレビでは、水音でテレビの音が聞こえにくくなります。

いつも立つ位置に近いところに置くようなプランで考えてみて下さい。

クリナップの作業台

キッチンは作業の場

キッチンは作業場でもあると同時に、「部屋」としての機能を整えていなければなりません。 ついシステムや収納のことばかり夢中になりがちです。

いくら素敵で便利な最新の機器がついても、居心地が良くなければ、毎日の家事の間にストレスがたまってしまいます。

キッチンは家族の健康を生み出す生産工場とも言うべき大切な場所ですから、キッチンの居心地の良し悪しで、家族全員の暮らしも大きく変わってくるのです。

キッチンでは立ったままで作業することが多いので、足が疲れないような工夫をしてみるのもよいかもしれません。時間の掛かる下ごしらえなどのために、軽く腰掛ける場所を考えておくのもアリかもしれません。

但しその際には椅子の置き場所を忘れずに確保しておくこと。使う時だけ開いて使うことができる折り畳み椅子などで工夫をしてみましょう。

そして、足に優しい床材選び。

コルクなど、踏み心地の柔らかい床材を選んでおくと、足が疲れにくくなります。

冬は暖かく、夏は涼しく。

快適に過ごせる環境を作ることが大切です。

是非オススメしたいのが床暖房。電気式なら工事も簡単ですし、小さい面積ですから、設置費用もランニングコストも思ったより掛かりません。

勿論、夏場のための風通しやエアコンの工夫も忘れずに検討しておきましょう。

冬の寒い朝や真夏の夕方に、快適にキッチンに立てるかどうかで、お料理の出来栄えや、後片付けのやる気もきっと変わってくるはずです。

「私1人しか使わないのにそんな贅沢」と思うかもしれませんが、小さな不満が大きなストレスになってしまうくらいなら決して贅沢はないと思います。

Page Top