家づくりコラム

空間設計・間取り

☆トイレ編☆

日本語で「便所」。英語では restroom とか toilet。

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便をする場、つまり第一目的は「排出物を出す」場といったイメージでした。ところが、欧米の同義語のスペルを見ると、休憩の場といった意味も含まれているようです。

チナミに欧米では、表示鍵が不要とされています。なぜなら、入っているときは、ドアが閉まっているのでわかるから。WCは室の一部であり、室の延長線上にあるといった考えがある為です。

日本元来の汚い雰囲気の便所は近年、西洋文化にずいぶんと近付き「休憩する」「休む」といった要件を満たすための環境作りも、不可欠な要素となっています。

ただし、 ”出す” といった行為には、日々の健康バロメータをチェックできるといった、思いのほか大切な要素を含んでいます。

トイレが自体が暗かったり、便器の色がダークカラーだったりしたら、微妙な体調の変化や異変に気付かない場合もあり、最悪、病気の発見が遅れてしまう恐れもあります。

当社の考えるトイレは、毎日簡単に自分で出来る「健康チェック空間」です。くつろぎ易さや快適性を追求しつつも、しっかり自分の排出物を確認出来る空間造りを目指しています。

その重要性を踏まえて、トイレについてのポイントをご紹介します 。

お手入れのしやすさ

何より先にまず清潔でないと始まりません!意外と多く見られるのが、子供さんやご高齢の方がおられる場合、床に尿がこぼれること。

また、家族が多くトイレの使用回数が多いと夏場、便器が冷たい水道水で結露し、水滴となって床に滴る、といった可能性も十分ありえます。

ここは、さっと拭けて匂いが染み付かない床材を選択すると良いです。壁や天井も板を貼ったり、珪藻土を塗ったりと消臭効果や調湿効果のある材料を使用すると、もっと良いです。

 

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床材にタイルを貼るのもオススメ!ただし、水分を吸い込むような素材はやめましょう。

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壁一面に消臭効果のあるヒノキ材を貼ったトイレ。

便器自体はどんどんお掃除しやすい機能が付いた商品が出てきていますので、清潔に保ちやすい物を選択すると良いでしょう。

 ナショナルカタログより 人気のナショナル”アラウーノ” 

広さ

ゼノマのトイレは、少し広めの (ある程度広さがあったほうが匂いもこもりにくく、ゆったりと使用できるので)巾1.2m〜1.35m、奥行き1.6m〜2.27m程度の寸法をお勧めしています。(小便器ナシの場合)

これは、トイレの中に 収納 + 少し大きめの手洗い器 を付けて使用できる大きさです。

トイレで使用する掃除道具やゴミ箱・ストック品など、全て収納できる様にするとスッキリして見栄えも非常に良いうえ掃除もカンタンです。

また、どの部屋にでも言えるのですが、その室で使用するものは全てその室内で収納する事を基本に考えています。

使用スタイルのご要望によっては、本棚や読書用の折り畳みテーブル、収納カウンター等を設置する場合もあります。

 

 

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ゼノマのトイレの一例。

カウンターは、手かけ代わりにも使えるうえ、手洗いは鏡をセットすることで、お客様用の化粧直し空間にも早変わりします。 

快適さ

よほどの条件がない限り、自然光を入れ換気出来るように、外気に向けて窓を設置しましょう。

自然光が一番確実に老廃物をチェックできますし、何より日中に電気を付けてトイレに入るなんて不経済です。

換気に関しては当然換気扇は設置するでしょうが、それだけでは何か物足りません。出来るだけ窓を開けて換気したいものです。

プラン上、どうしても無窓になってしまう場合には、匂いが気になって芳香剤を置きがちです。芳香剤の匂いに惑わせられ、排出物の匂いが分からなくなります。

臭いウンチやおしっこは体からの何らかのサインと言いますから、匂いにも注意が必要です。

ドア

一般的には引き戸をお薦めしますが、間取り上どうしてもドアになってしまう場合、内開きドアだけは禁止とします。

トイレは、体調が悪くなり万が一ドアのそばで倒れてしまうと、ドアが開けられなくなってしまい、救出が遅れて手遅れになる場合もある為です。

また明かり取り用の小窓を設置すれば、照明の消し忘れ等を防ぐこともできます。

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