家づくりコラム

空間設計・間取り

☆子供室編☆

子供室の目的は、子供達が勉強とかで集中する為、またお年頃になるとプライバシーを確保してあげる為などでしょうか。 

しかしそれは、高校・大学受験の為の4〜5年のみ、せいぜい長くても10年程度です。

大人になった彼らが、一人暮らしや独立・結婚などで部屋が不要になるまでには、それほど時間はかかりません。

長い人生において、あまりにも短期間ではないでしょうか?だったら家は、ゴムみたいに必要なだけ伸縮すればいいのに・・・と思うくらいです。でも、そんな上手いこといく訳がありません。

しかし、ある程度の工夫をもって、機能的に子供室を作ることは、十分可能なんです。

子供室のありかた

「二人子供がいれば、二部屋は必要。」と普通は考えます。

 

kodomo2.JPGのサムネール画像

しかし、ここはあえて二部屋作らない事をオススメします。

隣り合った室の間仕切りは、撤去可能な作りにしておくか、最初から作りません。

6畳二間だと、12畳くらいの広い空間が現れてきます。

では、その壁の無いガランドウの部屋をどの様に使用するか、順に説明していきます。

 

① 0歳〜10歳ごろ

低年齢までは、着替えと就寝・遊びはこの広いスペースで対処することにします。

それとは別に子供室に隣接した、誰でも気軽に使えるプレイスペースを作り、家族や友達皆が勉強やTVゲームが出来るようにし、広間でガヤガヤにぎわえるようにします。

お父さんの書斎や、お母さんの家事コーナーを兼兼用して使用する事で、隣り合った子供達とのコミュニケーションを自然ととれる環境造りができるばかりか、兼用できることは建物を大きく作らなくて済むので、建築コスト節約にもつながります。

プレイスペース

プレイスペースの一例

黄色いクロスで部屋とは違う遊び感覚で使用できるイメージ! 

また子供室の壁面は、あえて石膏ボードのままで小学時代を過ごさせるのもアリ。

いたずら書きやピンで自由に貼り付けしてもよいルールに子育てし、中学生になってから仕上げをするとかなんて方法も、この時期だったら可能です。

感性豊かすぎる子供に成長するかも・・・

 

② 11歳〜18歳ごろ

さて、いよいよ思春期を向かえてプライバシーが必要になってきます。

ここで初めて間仕切りを作り、個室を作ります。大きさでいって、4.5畳~6畳間+収納があれば十分です。

子供室を快適な環境にしすぎてはいけません。勿論パソコン等はプレイスペースでこれまで通りにするものとし、部屋に「こもりすぎない」工夫を残します。 

ロフトイメージ 

狭い部屋でも、空間を”縦”に利用しロフトを作れば、想像以上の広さに!

ゼノマの登り梁工法だと容易。

③ 19歳ごろ〜 

めでたく子供が成人して一人立ちします。空っぽになった子供室は、間仕切りを解体し、もとの広々とした空間に戻し、ここで室を再び蘇らせるのです。

お父さん、お母さん。

子供達が成人するまでに見つけた趣味を、そこで開花させてください。

写真や絵画のギャラリー、アトリエにすることも可能です。

登山が好きなら、ザックや靴をしっかり整理できる「乾燥室」もかねた趣味室もありでしょう。 

よく来客のある社交的な人なら、若干の改造を施したあと、そこを広々としたゲストルームにしても構いません。激しい夫婦喧嘩や家庭内別居にも、こんなのがあると安心です。

子供室  趣味のスペースとしての利用もOK。

☆まとめ☆

基本的な考え方は、子供には両親の室(書斎等)を、期間限定で貸し出す、といった考え方で構わないと思っています。

子供室は子供のためにでは無く、いずれ自分達が趣味を楽しむ目的で、最初から「予備空間」として準備しておけばよいのだと考えて見てはどうでしょうか。

どんな趣味を選んでも良いのです。そこにはスペースも時間も準備出来ています。

そんな風に考えていれば、将来何をしようかとワクワクしてきませんか?

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