家づくりコラム

空間設計・間取り

☆脱衣室編☆

昔から風水や家相上においても、不浄な場所として災はここから発生すると言われるのは、不潔で雑菌の溜まりやすい、暗く汚い場所の代表選手だったせいではないでしょうか。

しかしながら近年では、洗濯機などの器具の進歩のおかげで、イメージは随分清潔になってきています。しかし、湿っぽい場所であることに変わりはありません。

洗面・脱衣室とうまく付き合うために、覚えておいてほしいこと。ここでお教えします。

inax洗面化粧台   LIXIL洗面化粧台イメージ

太陽の光りが差し込み、明るくてキレイなイメージ。各種メーカーさんは、最新の器具を、そういった理想の空間に並べてカタログ写真に載せているのです。

お客さん達は、イメージ写真のような生活にあこがれて商品を見、購入していきます。

しかし、いざ設置してみると何かが違う!てなことになることが非常に多いのです。

何が違うって、それはまず・・・

1.明るさが違う

基本的に水周りは設計時に、北面や西面など日当たりのよくない場所に配置されます。
日光が当たらないと、窓があっても光が入りにくく、どうしても暗くなりがちです。

高窓や、トップライトを積極的に使い、明るくする工夫をしましょう。一般的に、洗面台が外壁面にあったらその上部に壁いっぱい、天井までの高窓をつけるなどの方法があります。

高窓です 

高窓の例です。覗かれる心配がないので、透明ガラスを。

 

こうすることで、視線が外に抜け、開放感と広がりが格段に向上します。

あと、注意が必要なのは、色。清潔な・明るいイメージというのは必然的に「白」と相場は決まっています。しかしカビが必ず生えるので壁にクロスは避けたほうがよさそうです。

タイル等も候補のとして挙げられますが、もし、カビが生えたとき一番目立つのは白い仕上げなのです。浴槽でもないのにカビキラーを使って掃除するハメになります。

さらに恐ろしいのは行き場のない湿気。サランラップの様なビニルクロスは、湿気を吸収せず結露させ、下の方にしたたり落ちます。これが石膏ボードの下部から染み込むのです。

濡れたボードは、再び乾く→濡れるを繰り返し、次第に石膏部分が割れ、細かく砕けて下地ごと腐敗します。全ては、クロスの下で起こっているので、末期になるまで判りません。

 水はねで、かびたクロス

カビてしまったクロス貼りの壁。

壁の下はどうなっているか、までは確認できません。

細い隙間には手も届きません。

そこで、私たちが勧めているのは「ヒノキ」です。白色ほどではないにしろ、木肌の色は明るく、光を乱反射し室内を明るく柔らかい光に包んでくれます。

『木の効果について』でもふれましたが、木は伸縮しながら湿気を吸い込んでくれ、乾かしてくれます。最初にかかるコストは若干高めですが、数年程度で張替えを要するクロスに比べれば、断然安いくらい。

ゼノマ仕様

 桧の板を貼った脱衣室。

カウンター下部にコンセントとヒーターを設置すれば、冷えがちな室の暖房問題まで解決します。

モノがしっかりおさまる。

予想以上にモノが多いのが、洗面・脱衣室です。家族分のコップに歯ブラシ、化粧品にドライヤー、さらにはバスタオルに洗剤等・・・すべて収納できていないのが普通でしょう。

あふれたモノは、洗面台の上や棚を占拠し、挙句の果てに洗濯カゴがデン!と置かれると
いくら新築だとしても、生活感が目いっぱいあふれてきます。これじゃ掃除も大変です。

ある程度の収納量は必ず必要です。イメージは、銭湯にある脱衣カゴのはいった大きな収納棚。さらに鏡の裏面収納もつくってしまい、小物もしまいこんでしまいます。

 おおきい窓と、大きな収納、鏡の裏面にも収納があります

鏡の後ろも収納に!

写真のように高窓が設置できれば、上にこもった熱気を効率よく排出できます。

出来る限りこういった工夫を用いて、とにかくモノを片付け易くし、積極的に掃除したくなるような洗面所をつくるのです。明るいので、汚れているのも目立ちます。

さらにおまけの機能としては、大きな収納棚に扉を付け、家族用の下着収納庫の設置も可能。下着を最初に着るのは、ここの筈ですから。奥さんの仕分けも楽々に。

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