断熱
U値合戦 サッシの巻
今年の4月から住宅の断熱性能が
「H25年省エネ基準」に完全移行しました。
長期優良住宅や認定低炭素住宅を建てる場合はこの基準に従う必要があります。
では、「H25年省エネ基準」の前はどんな基準だったかというと
「次世代省エネ基準」(「H11年基準」とも言います。)です。
前の基準なのに次世代って・・と思いますが、まあそれは置いておいて。
基準が変わり、2020年(平成32年)にはこの基準が義務化される事もあり
この頃特に住宅の断熱や窓の性能について、かしましく言われているような気がします。
壁の断熱性能を上げるのは意外と簡単な事で
性能のいい断熱材を厚くいれればそれだけ断熱性能の数値は上がっていきます。
(費用もかかりますが・・)
ちなみに当社の断熱仕様の標準は「H25年基準」の1.5倍です!
→断熱仕様
けれども、ネックになるのは窓です。
窓はフレームとガラスの組み合わせで勝負しなければいけないので
各社それぞれこれだ!という物を発表しています。
従来、窓はアルミで作られることが多かったのですが
断熱性能を上げるために主流となったのが樹脂サッシです。
アルミより樹脂の方が熱を伝えにくいからですね。
という訳で各社の勝負サッシは全て樹脂サッシ。
しかもトリプルガラスを採用しています。
各社の勝負サッシはこれだ!
↓ ↓ ↓
YKK ap 「APW430」
Low-eトリプルガラス(アルゴンガス入り)を採用すると
U値(熱貫流率 値が小さい程高性能) 0.91W/㎡k !
ちなみに、YKK apのアルミ樹脂複合サッシ「エピソード」の場合
Low-eペアガラス採用時のU値は 2.15W/㎡k
LIXIL「ERSTER X」
Low-eトリプルガラス(クリプトンガス入り)を採用すると
U値 0.79W/㎡k
LIXILのアルミ樹脂複合サッシ「SAMOSⅡ H」の場合
Low-eペアガラス採用時のU値は 2.15W/㎡k
「SAMOS X」だと 1.05W/㎡kとなります。
三協アルミ「SUMARJU」
Low-eトリプルガラス(クリプトンガス入り)を採用すると
U値 0.86W/㎡k
三協アルミのアルミ樹脂複合サッシ「MADIO J」の場合
Low-eペアガラス採用時のU値は 2.33W/㎡k
華々しいU値合戦がくりひろげられています。