スタッフブログ

フォルムゼノマの日常

見えない箇所の見えない工夫

あるお宅の、軒先部分です。上部に見える四角の角材は、垂木(たるき)と呼ばれ屋根を構成する部材です。

ここに空気が常に流れ込むことで、夏場の屋根面からの熱進入を食い止め、また壁内に発生した湿気を、自然に取り除いてくれるのです。

軒先や、外壁下部から流入した空気はここを流入経路とし、てっぺんの棟部分から放出されるようになっているので、一見とても単純です。

よく雑誌に紹介されているような、三角天井が吹き抜けで、梁等の構造体の現し仕上げの場合は、室内側の仕上げや断熱、遮熱等の大切な機能を、屋根と吹き抜けに挟まれた薄い空間内に集約させなければならないので、設計者・施工者共に高レベルな仕事が要求されます。

最近、町で目にする新築の現場で観察しているのですが、この機能がしっかり実現できている建物は、まだそんなに多くはない、と思われます。

Page Top