フォルムゼノマの日常
阪神淡路大震災から
今週1月17日は、あの阪神淡路大震災のあった日です。
我々建築技術者は、あの震災を心に刻み、建築の耐震について考える日だと思います。
ちなみに、あまり報道されなかった事実としては、死亡者の92%は地震後14分以内に死亡しています。
つまりは建物の倒壊による圧死、一瞬で下敷きになったってことです。
当社は耐震改修の案内を配る時、営業と思ってはいません。弱い建物と法律に付け込んで、仕事を取ろうなんて考えではなく、社会活動だと思って配っています。もう役所の人と一緒に配ってまわりたいくらいです。
神戸の町を、あの悲惨さを。家族を失った人たちを。倒壊で苦しんで圧死した人々を。
この地域の人々をそんな震災から守れるのは我々建築技術者しかいません。
せめて建物の倒壊を食い止めることで、どれだけの人々が助かるか。
地元の人々に悲惨な目にあって欲しくないので、「壊れるの解っているけど、嫌な顔されるくらいなら、やらない方がマシ」なんて、そんな自分勝手な自尊心なんて考えません。
誰になんと言われようが、建築技術者の使命として営業活動を続けます。