スタッフブログ

フォルムゼノマの日常

ファサードラタン:スノコ壁

庭先の花壇やお庭の木々にも新緑があふれ、暮らしの豊かさがどんどん高まってくるような素敵な季節となりました。
この時期、大好きです。
町を歩くと、緑の向こうにはサイディング張りやガルバ鋼板張りなど色とりどり外壁にも目が行きます。

 

弊社では、立山店外壁に実験がてら『ファサードラタン』採用してみました。

住宅の外壁が木製の板張りになって、スノコ状になっているのをこう呼ぶのです。

低燃費の住宅やパーッシブハウスに使用されるのはそれなりの性能があるからですが、なにぶん「板」ですから、富山の風土にどこまで通用するのか。

商品としてお薦めできるものかどうか。

実際に2014年に設置してから、2017年の現在までの実感を評価してみました。

 

   2014年工事中の外壁

 

三年後の写真

 

まず、メリットとして整理すると、

①板の面と下地に隙間(通風層)があり日射が直接建物をジリジリしないので、外部の熱が内部に伝わりにくい、という筈だったが、体感温度が変わるくらい感動するほどのものでもない。

②デザイン的な面白さがある。かっこいい。

③色落ちするので、劣化ではない、「味わい」外観に生む。痛みもそれほどでもない。

④雨の日など、濡れと全体的に濃くなる。天気が悪いと色が変わるのが面白い。

⑤もし劣化しても、瓦屋根みたくそこだけの部品で取り換えが効くので便利。

濡れると全体的に濃くなる。

 

 一方で発覚したデメリットは、

①外壁下地面の防水層が防水の決め手となる。裏面にジャンジャン水が回るので、下地面最下部の水切りに結構な配慮が必要。

立山店では暴風時にそこから雨漏りする。

裏面のようす。ほとんど全部濡れてる。

②軒の出と相性悪かった。雨がかり面とそうでない面が隣り合うと汚く見える。

上部に軒を作るなら相当な深さがないと、下部だけ色が変わるような悲しい見た目になる。

 

水でもかければよいのか。

といった具合に、なにかと癖の強い外壁材です。

清濁あわせてのみ込める人にだけお勧めできます。

 

結果、薪ストーブみたいな趣味よりな感じでしょうか。

要素をわかってそれでも「好き」だから使う、そういった位置づけの外壁材です。

もし依頼される方がおいででしたら、後悔だけはされないよう事前のご説明を山程させていただきますので、そのつもりでお願いいたします。

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