「上棟式」って何をするの? - フォルムゼノマ

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2020.06.11 家づくりコラム

「上棟式」って何をするの?

こんにちは、営業担当の水野です!

家づくりを考えていらっしゃる方ならば、一度は聞いたことがある「上棟式」。
しかし、言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をするのかご存知でしょうか?

上棟式とは、新築の際に行われる神道の祭祀のことで、基礎工事終了後、柱・棟・梁など基本構造を組む「建て方」、そして棟木(むなぎ・屋根の一番高い部分に取り付ける横木)を上げる日に行います。
当日は、朝から大勢の大工さんによって「建て方」が行われ、棟上げを祝って「上棟式」が執り行われます。
上棟式では、棟上げまで工事が完了したことに感謝し、無事建物が完成することを祈願。また、竣工後も建物が無事であるようにという願いを込めて祈祷します。
予算は、上棟式の供物代、大工さんなどのご祝儀・お土産、休憩時のお茶や昼食代を含め10万円ほどが目安です。


【上棟式当日の流れ】
7:45  安全祈願
8:00  建て方・棟上げ作業
12:00  昼休憩
13:00  建て方・棟上げ作業
16:45  上棟式の準備(祭壇・お供え物などの準備)
17:00  上棟式
1.棟梁が詔(みことのり)をささげる
2.建物の四方へ酒・米・塩をまいてお祓い
3.玉串の奉てんとお祈り:お施主さま→工務店の順に棟梁から玉串を受け取り、祭壇へ奉てんする
4.御神酒をいただく:弊社社長による挨拶・乾杯
5.施主の挨拶(上棟式に力を貸してくださった棟梁・大工職人へのねぎらいのあいさつ)
6.一本締め


お施主さまは、式典への参加だけでなく、一日を通して作業する大工さんへの労をねぎらいます。
大切なのは、これから家づくりに携わる棟梁や大工さんたちを「感謝の気持ちでもてなす心」です。
せっかくの機会なので、ぜひ大工さんたちとたくさんお話しをして、棟上げの感謝やこの後も安全第一で進めてもらいたいなどを言葉で伝えましょう。


もちろん、フォルムゼノマのスタッフにとっても、上棟式は特別な1日。
上棟式で使う「御幣」(ごへい・神道の祭祀で用いられる弊束のこと)は、私たちスタッフが作らせていただいています。
御幣は、天井をふさぐ時に母屋に取り付けられ、家とご家族を守っていってくれるもの。
「お客さまの大切な建物が無事出来ますように…」
「工事が順調に安全に進みますように…」
と祈り込めて、施主、施工者、建築日などを一文字一文字記し、上棟の日を迎えています。


さて、上棟式が終わると、いよいよ家が実際に形になっていき、喜びもひとしおです!
上棟式は、お施主さまにとっても私たちにとっても感慨深いセレモニー。
マイホーム完成の成功を願って、素敵な1日・式典にしましょう♪