暮らすを考える知恵袋
2023.02.16 家づくりコラム
確定申告始まりました~住宅ローン減税について~
こんにちは、フォルムゼノマです。
昨日(2月15日)から、確定申告が始まりました。新築、改修、中古住宅購入をされた方で銀行融資をされている方は確定申告をすることにより、所得税額から控除する「住宅借入金等特別控除」の適用を受けることができます。そこで今回は、2022年4月から法改正が行われた内容をご紹介します。
1)1%の控除率が0.7%に引き下げ
今回の改正で大きく変わったのは控除率が1%から0.7%に下がったことです。これまで、1%の減税を受けられたので、その減税額は大きく下がります。
2)最長13年間に期間延長
控除率は下がったものの、控除期間が通常は最長10年間でしたが最長13年間に延長されました。ただし、中古住宅は最長10年間です。
3)環境に配慮した住宅を税制面で優遇
これまでは一般住宅でも、ローン残高4,000万円まで住宅ローン控除の対象でしたが、今回の改正で、対象住宅の環境性能によって上限が細かく設定されるようになりました。
●長期優良住宅・低炭素住宅
●ZEH水準省エネ住宅
●省エネ基準適合住宅
●その他住宅(一般住宅)
一般住宅の借入限度額は3,000万円に引き下げられ、2024年入居以降は住宅ローン控除の対象外になります。つまり。。。環境に配慮した住宅であればあるほど控除額が大きくなります。
※住宅ローン減税シュミレーションはこちら(すまい給付金HPより)
だからこそ、これからローン融資によって住宅をご検討されるお客様は、省エネやZEH住宅(ゼロエネルギー住宅)などにされた方が、よりメリットが高いと思います。新築に限ったことではなく、リフォームでも同様です。リフォームをする際にも住まいが省エネ基準に達していると補助金ももらえ、得することが多いです。
国は本気です。どれをとっても「環境に配慮した住まい」を広めていくために様々な施策が始まっています。今、何をどうしたらメリットが高いのか不安…と思われた方は、いつでもご相談くださいね。