家事動線の作り方 - フォルムゼノマ

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暮らすを考える知恵袋

2020.04.23 住みよさと設計のヒケツ

家事動線の作り方

こんにちは、営業担当の水野です!

みなさんは、「家事動線」という言葉を聞いたことがありますか?
家づくりを考えていらっしゃる方であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。


家事動線とは、調理や洗濯、掃除などの家事を行う時の人の動きを線で表したもの。
この線が、より滑らかで短く、無駄のない経路で設計されたものは、「家事動線のよい間取り」、「家事ラク導線」などと言われています。

富山では、共働き家庭も多く、働き盛りの年代はみなさん忙しい!
だからこそ、間取りに関するご要望の中でも、「家事がしやすい設計にしてください!」というお声はとても多いのです。
では、どうすれば無駄のない、使いやすい家事動線が作れるのでしょうか?

家事動線でこだわりが強く見られる「キッチン」を例に挙げてみましょう。
キッチンを設計する時のコツは、シンク・コンロ・冷蔵庫が正三角形に近い配置になっていること。
「三角形の動線」といわれ、家事がしやすいとされています。
さらに、当社ではもうひとつ「ゴミ箱置き場」を忘れずに設計しています。


ちょっとしたことなのですが、調理時間にゴミ箱を利用する頻度は高く、ゴミ箱がキッチンの隅にあると行き来しているだけで疲れます。
なので、ゴミ箱置き場は、捨てやすい位置にあること。
そして、余裕を持たせたスペースを確保しておくことが大切です。
フォルムゼノマでは、設計時に必ずカウンター家電収納を設置し、その下部にゴミ箱置き場を作ります。

ただ、このゴミ箱置き場は一つの例に過ぎません。
家事動線は、十人十色。
使う人がどのように暮らすかによって、幾通りもの設計が生まれてきます。

そのためには、まず設計士とたくさんコミュニケーションを取ることが大切です。
どんな料理が好きなのか、所有している調理器具や冷蔵庫の個数、食品庫の必要性など、どんなことでも思いつく限り話してみてください。
それを基に、立体イメージ(パース)を作成します。
パースには、細かな場所も再現されているので、実際の生活をイメージしやすく、あとでこうしておけばよかった!という後悔も少なくなります。
たくさん話せば話すほど、より具体的になります。
納得のいくまでこだわることで、満足度が格段に向上しますよ!


他にも、次のような間取りも人気です。
●洗濯室の横に家事室や収納スペースを作り、家事を一部屋で完結できる
●キッチンを中心に、浴室、洗面、洗濯室へと家事に関する場所が隣接している

まずは、設計士にどんどん希望を伝えてくださいね。
設計士からたくさんのアイデアを引き出すのは、みなさんの「こうできたらな」、「あんな風にしたいな」といったご要望です。
自分が使いやすい空間、理想とする間取りを作り上げましょう♪