「パッシブ住宅」という考え方 - フォルムゼノマ

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暮らすを考える知恵袋

2020.05.12 パッシブデザイン

「パッシブ住宅」という考え方

こんにちは、営業担当の水野です!

みなさんは、「パッシブ」という言葉を聞いたことはありますか?


フォルムゼノマが考える「パッシブ」とは、太陽や光、風などの自然のエネルギーを暮らしに取り入れて利用していくこと。
例えば、
・大屋根がつくる深い軒の出や大きな窓で、風や光といった自然環境を積極的に呼び込む設計
・無垢材やタイルを多用し、建物そのものの蓄熱性を向上させる
など。
これに、優れた断熱性を組み合わせることで、一年を通して快適な暮らしと、省エネによる家計への負担軽減の両立が可能になります。

現代建築では、もはや標準性能といっていいほど「高気密・高断熱の家」が人気です。
分厚い断熱材で家を包むことで、室内が外の気温に左右されにくくなります。
夏暑く冬寒い富山の厳しい気候において、室内が一定の温度に保たれれば、過ごしやすく省エネにもつながる、なんとも嬉しい性能です。

しかし、現代では、この高気密・高断熱の性能をより享受するために、できる限り窓を開けないで過ごすご家庭が増えています。
窓を開けず、分厚い断熱材にくるまって暮らす省エネ生活。なんだか息苦しい感じ。これは、本当に『人』にとって良い暮らしといえるのでしょうか?


ひと昔前の家での暮らし方を思い出してみましょう。

縁側でするひなたぼっこの気持ち良さ。
夏の心地よい「あいの風」の清涼感。
心まで温めてくれる、薪ストーブや囲炉裏のゆらめく炎。

考えるだけでも、心を穏やかにしてくれますね。

最近流行っているのは、夏の強い日差しを遮ってくれる「グリーンカーテン」。

フォルムゼノマの立山ショールームでも、すのこ状に張った外壁「ファサードラタン」とグリーンカーテンを組み合わせて楽しんでいます。落葉樹木のツルは夏には木陰を、また冬には落葉して日差しを取り込み、春に再び新芽が更新されます。遠くからでも目を惹くほど、おしゃれな外観になってきました!

他にも、自然エネルギーのある暮らしの代表格「薪ストーブ」や雨水を有効利用できる「雨水タンク」なども備えた、自然エネルギーとの共存を目指した事務所となっています。

住宅に便利さや機能性ばかりを求めていては、「本当の快適さ」を忘れてしまいます。
こういったアイデアも、一人ひとりができるパッシブの取り入れ方かもしれませんね。

フォルムゼノマでは、「自然エネルギーとの共存」と最新性能を組み合わせた省エネシステムを積極的にご提案しています。
自分たちにもできる「快適でゆとりのある暮らし方」、パッシブ大好きなフォルムゼノマへご相談はいかがですか?