薪ボイラーを鑑定致します! - フォルムゼノマ

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家づくりの知恵袋

2022.10.06 パッシブデザイン

薪ボイラーを鑑定致します!

こんにちは、フォルムゼノマです。

少しずつ朝晩と涼しくなってきましたね。夏は、湯船に入らずにシャワーだけで済ませたり、家事をする時も水だけを使っておられると思います。ですが、これからの季節、お風呂や家事にお湯を使うことが増え、オール電化住宅の場合は電気代。灯油やガスの場合は、それぞれの光熱費が上がってくると思います。

その光熱費を少しでも抑えられるのではないかな、と思い、「薪ボイラー」を導入した実例をご紹介させて頂きます!


イソライト社 KS-300(現在は製造終了、他社で取り扱いアリ)

https://life.isolite.co.jp/main/products/boiler.html

薪ボイラーは、薪でも灯油でもお湯が沸くので、結構便利です。薪だけでなく、乾燥した木廃材や伐採材等が手に入さえすれば、ランニングコストは限りなく0(ゼロ)です。

 

さらに、焚付けに紙や段ボール等でも燃やせるので、廃品回収に出すよりもお湯に代わる分、家中のいらない可燃物を燃やすことでごみを減らせる点が面白い、焚口に入るサイズの段ボール箱に乾燥した木チップや落ち葉などを詰め、放り込んでも良いです。

「野焼きの禁止」といった法律もありますが、「たき火やその他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの」は除外となっています。なので薪ボイラーは、軽微なものなので問題ナシです。

メーカー談では北陸では売れず、東北等で実績アリとのこと。世界的にみても薪ボイラー自体、北欧等の国力が弱い、つまり化石燃料をジャンジャン輸入できない国で発達している分野。その点からみると可燃物に執着せずとも問題なく暮らせる北陸はきっと、豊かなのでしょう。

使用してみてのメリットやデメリット、選択にあたっての注意点が見えてきました。

【メリット】

・焼却炉としても使用でき、不要なものがお湯に代わる嬉しさがある。

・火遊びの感覚。いかに少ない薪で効率よくお湯の温度を上げるか、考えるのも面白い。

・一度沸くと、使わなかったお湯が翌日までタンク内に残っているので、次の火入れの際、いちからやらなくて良い。10℃→75℃は大変だが、35℃→75℃は簡単。

・囲いがあるような物干し場に設置できると、洗濯物がよく乾く。乾燥効果もアリ。

・構造が非常に単純なので、まず壊れない。東日本震災時、電気のない中で大活躍。

【デメリット】

・薪を好んでくべてくれる人がいて初めてメリットがある。嫌々だと不便しか感じない。

・灯油バーナーに切り替えができるオプション品があるが、燃費が非常に悪い。

・設置に条件あり、屋根のある置き場所がないと使用できない。

・薪は結構大量につかう。300Lのお湯を沸かすのに、少なくとも3~4㎏必要。一日4㎏が365日で約1.5t!燃料用薪置き場や薪の乾燥場所もそれなりに必要。

・タンク容量は300Lだと二世帯向きではない。お風呂二回沸かすとお湯切れ発生。

・設置コストもエコキュートと比較すると割高。設備業者だけでなく、薪ストーブ等の煙突仕事もできる業者でないと設置が心配。

・もちろん、炉内に入る長さにカットする等々の手間も必要。55cm以下。

・廃プラやゴム等は焼却厳禁、有毒ガスが出るので近所迷惑に。カラーインクがついている印刷物も煙が出るので要注意。

 

使ってみてですが、ちょっとした空き時間で火を燃やせるのがとても楽しいです!自分たちが生活する上で生じたものもどんどん燃やせる、乾燥した木材が燃料のベースですが、毎日の事なので結構な量の不用品も目の前から無くせるうえ、嬉しいことにそれが熱エネルギーとして自分たちに戻ってきてくれる、これは体感するリサイクルです。

といった感じで好きなればこそ、といった商品ですが今回のボイラーは大活躍しています。残念ながら、この薪ボイラーは生産終了だそうですが、他社商品もあるのでご興味ある方はぜひどうぞ!