お子さまの「リビング学習」 - フォルムゼノマ

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暮らすを考える知恵袋

2020.08.06 住みよさと設計のヒケツ

お子さまの「リビング学習」

こんにちは、営業担当の中澤です!

新型コロナウイルスの影響で、今年の夏休みは20日間前後。
子どもたちにとっては、大変残念な夏となってしまいましたね。
短いとはいえ、夏休み期間中のお子さまの学習環境はどのように整えますか?


近年人気が高いのは、「リビングでの学習スタイル」です。
新築をお考えのお客さまからも、「リビングにカウンターを設けたい」というご要望が多く聞かれます。
人気の理由は、『学力アップが期待できる』と、テレビや雑誌などで話題になっているからでしょう。
子ども部屋にこもって勉強するよりも、親の存在を感じられる場所で勉強をした方が能率が上がると言われています。

そこで、リビング学習のメリット・デメリットをまとめてみました。

【メリット】
・親子の会話が増える。→安心感を与えられる
・わからない所はすぐ質問できる。→能率が上がる
・親の目が常にあるので、適度な緊張感がある。
・共働き家庭の場合、家で一緒に過ごせる時間が限られるため、家事をしながら子どもと会話できるのは、親にとっても子どもにとっても嬉しい。

【デメリット】
・リビングやダイニングに勉強道具が散らかりやすい。
・中学生以上になると、リビングでは集中力が続かない傾向がある。→リビング学習が向いているのは小学生まで
・テレビやゲームなどの誘惑が多く、勉強時間と自由時間のメリハリをつける家族間のルール決めが必要。

これらのポイントとお子さまの性格や特徴も踏まえつつ、メリットが高いと思えば「リビング学習」という選択肢を選んでみてもよいですね。
フォルムゼノマでも、これまでにリビング学習について考えた設計をいくつもご提案してきました。


●収納付きカウンタータイプ
勉強道具やランドセルなど、帰宅したらすぐしまえる収納棚を備えた造作カウンター。
自分で片付けができるような収納にしてほしいというご希望を叶えました。
乱雑になりがちな学習用具もスッキリ片付けられます。
保育園・幼稚園児の時は、おえかき道具などもしまえますね。


●間取り
「キッチン近くで学習できるようにしたい」というオーナーさまのために、キッチンの目の前にカウンターを作りました。
勉強道具をしまっておく引き出しも付けました。
料理を作りながらも、お子さまの様子を近くに感じられますね。

リビング学習の環境を作る時は、あくまでも「お子さま主体で考えてあげる」ことを忘れずにおきましょう。
例えば、カウンターの向きや場所。
家族がそばにいる方が、お子さまは安心感を得られます。
しかし、勉強している手元を見られるのが嫌な子は、作る場所によっては「いつも監視されている」と感じてしまいう場合があります。
「そばにいる」という存在感を与えつつも、程よい距離感や集中できる場所を作ってあげることがポイントです。

また、子どもが中学生以上になったら、プライベートな時間も確保できるように子ども部屋も考えておきましょう。
家づくりをしている時は、まだ子どもがいない、子どもが生まれたばかりというケースもあるかもしれません。
しかし、この機会にどのような育児をしていきたいかを、ご夫婦で相談してみるのもよいですね。
もし使わなかったらご夫婦の仕事スペースや趣味カウンターにしよう、ダイニングテーブルで兼用しようなどと柔軟に考えておくとよいです。

子どもたちにも新しい学習スタイルが求められている今、一人ひとりに合った学習環境を作ってあげてくださいね!