暮らすを考える知恵袋
2020.07.14 パッシブデザイン
夏の暑さ対策はどうする?
こんにちは、営業担当の中澤です!
気象庁の発表によると、今年の夏の気温は「全国的に平年並みか高い」という予想がでていますね。
富山では、すでに6月に30度を超える真夏日となった日もありました。
今年の夏は、みなさんはどんな「住まいの暑さ対策」をしますか?
例えば、以前紹介した立山ショールームの「グリーンカーテン」もそのひとつ。
しかし、家が完成してからではなく、家を造る時にも「暑さ対策」はできるんです。
暑さ対策の話をする前に、まず知っておいてほしいのが、暑さの原因は「窓から入る太陽の熱」だということです。
つまり、室温の上昇は、窓から入る夏の強い日差しが原因なのです。
ということは、「窓から入る日差しの熱をどう遮るか」が、住まいにおける暑さ対策のポイントになると言えます。
暑さ対策で代表的なものが、フォルムゼノマの特徴でもある「軒の出」です。
軒の出による暑さ対策のメリットは、「日差しを遮り、風を呼び込んでくれる」こと。
できれば、90cm以上の深い軒の出にするのがおすすめです。
そして、家の中に爽やかな風が通るように開口部を計画することで、早朝や夜間の涼しい風を呼び込めます。
さらに床い軒の出は、急な雨からも窓を守ってくれます。
その他にも、暑い西日が入る「西面の窓」をできるだけ小さく設計すると、暑さ対策への効果が期待できます。
では、日差しを室内に通さないための「窓」の暑さ対策には、どんな方法があるのでしょうか。
1:遮熱タイプの窓ガラスを取り付ける
最近は、とても高性能な商品が多く発売されています。
明るさはそのままに、遮熱やUVカットの効果を発揮します。
2:カーテンやブラインドは、遮熱タイプを使用する
太陽熱によって室温が上昇しやすい、南側や西側の窓に用いるのがおすすめです。
3:窓に遮熱フィルムを貼る
ご自宅の窓に貼るだけで、紫外線や太陽熱をカットしてくれます。
透明感はそのままなので、景色を楽しみたいリビングにも適しています。
4:日よけシェードを窓の外に取り付ける
窓の外に取り付ける「洋風すだれ」のことです。
キャンプ用タープを利用してもOKですよ!
「遮熱タイプ」の商品は、暑さ対策としてのメリットが高い反面、ノーマルタイプと比べてコストがかかることや、家の中が暗くなる可能性が高いなどのデメリットもあります。
家づくりのご予算とのバランスを考えながら、夏を快適に乗り切る工夫をしてみましょう!