【建築図面・パースの読み方】 - フォルムゼノマ

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暮らすを考える知恵袋

2020.07.16 住みよさと設計のヒケツ

【建築図面・パースの読み方】

こんにちは、営業担当の水野です!

家づくりが進んできたら、「設計図やパースを見ているだけで楽しい!」とおっしゃるお客さまも多くいらっしゃいます。
フォルムゼノマでも、お客さまにどんなお住まいをご提案しようかと知恵を絞り、ワクワクしながら設計をしています。

 

でも、設計図には建築の専門用語も多いので、初めて見る方の中には図面の見方がよくわからないという方も。
そこで、今回は図面の読み方のポイントをお伝えいたします。

お打ち合わせで使用する図面には、「基本設計図」と「パース」の2つがあります。
「基本設計図」は、建物の間取りや構造、設備などを平面にしたものです。
お客さまからヒアリングした内容をもとに、設計士が作成します。
「パース」は、建物の外観や室内を立体的に表現した完成予想図のことです。
平面図などではわかりにくい全体のイメージをつかむことができます。


基本設計図やパースで使う略語を知っておくと、読み解くのが楽しくなりますよ。
代表的な「LDK」の他にも、こんな略語があります。
【設計図】
・DK→ダイニングキッチン
・UB→ユニットバス
・WC→トイレ
・CL→クローゼット
・FCL→ファミリークローゼット
・SCL→シューズクローゼット
・WICL→ウォークインクローゼット

【パース】
・SW→スイッチ
・CON→コンセント
・CF→クッションフロア
・FL→基準0からの床の高さ、Floor Levelの略
・AC→エアコン
・FIX→開閉することができない窓
・CH→天井の高さ、Ceiling Heightの略

みなさんは、いくつ分かりましたか?
これらの略を知ることはもちろん、間取りやどのようなことが書かれているのかをしっかり確認していきましょう。

例えば、要望した部屋の数がしっかりと入っているでしょうか?
建物だけでなく、外構も設計されているでしょうか?
設計士も人間なので見落としもあります。
希望の間取りであるかどうかを、ご自身の目で確認しましょう。
また、建物内外とのつながりや建物の外に必要なものが配置できるかどうかも、この時点で検討しておきましょう。
後で変更したいと思っても、設計上難しい場合や全てをやり直さなければならないということもあるからです。


図面の内容は、「ご契約前」と「ご契約後」で異なります。
ご契約前は、基本設計図を使ってプランのご提案をします。
みなさんは、他社と比較しながら、どの会社と契約しよう?と考えていらっしゃる段階だと思います。
この時、ぜひ想像を膨らませて頭の中で図面を歩いてみてください。
この「妄想力」は大切です!
スイッチやコンセントの場所、建具の開ける向き、設備の場所など使いやすくなっているでしょうか。
「この家に住んでみたい!」と思うかどうかを、自分自身に問いかけてみましょう。

ご契約後は、さらに詳しい設計図と基本設計図に基づいた手書きのパースを用いて、細かな点までご提案していきます。
手書きのパースは、設計士が部屋ごとに視点を変えて何枚も書きます。
CGパースを使用している会社もありますが、フォルムゼノマでは、温かみを感じられる手書きパースでお作りしています。
窓の高さや位置、造作家具、棚、カウンターなど、それぞれの大きさも具体的に記入されているので、実際のお住まいのようにリアルに感じられるはずです。

家づくりにおいて、どんな家にしよう?こんな間取りにしたいな?と考えている時は、とても楽しいですよね。
ぜひ、今回ご紹介したポイントや略語を覚えて、意識的に図面を見てみましょう!
よりリアルに頭の中で間取りを描くことができ、理想の住まいに近くはずです。