暮らすを考える知恵袋
2021.11.09 リフォーム・リノベーション
伝統構法「ワクノウチ」のリノベーション事例
こんにちは、営業担当の水野です!
前回のブログでご紹介した日本家屋の伝統構法「ワクノウチ」。
高い天井の開放感と気品漂う重厚感のある空間は、本当に素晴らしいものがあります。
しかし、家を新築またはリノベーションするとなると、「ワクノウチ」がどんなによい状態で残されていたとしても、残念ながら多くの場合は取り壊されてしまうようです。
そこでフォルムゼノマでは、状態の良いもの、作業の条件(敷地にゆとりがある等)を満たすお住まいであれば、ワクノウチを残して新しい住まいに蘇らせるご提案をしています。
*解体前のT様旧邸
*ワクノウチを慎重に解体し、曳家で移設中
*リノベーション後の新しい住まい
写真は、フォルムゼノマが曳家でワクノウチを残してリノベーションしたT様邸です。
取り壊しから完成まで、緊張感はありましたが、無事新しい住まいに生まれ変わりました!
廊下を挟んで右側がワクノウチを移設したお部屋、左が新築した和室です。
一から造った新築住宅では決して出せない味わいと風格が感じられますね。
もうひとつM様邸の事例をご紹介します。
*解体前のM様旧邸
*リノベーション後の新しい住まい
立派なワクノウチが残されていたM様邸では、玄関からLDK、和室の柱や梁などを生かし、なおかつ現代風のアレンジメントを付加して、再び「ワクノウチ」としての価値を高めた住まいが完成しました。
思い出のしみこんだ木材の深い色あいが、唯一無二の重厚感のある空間を作り出してくれています。
こうやって完成した家には、きっとただ新築するよりもずっと愛着をもって暮らせるはずです。
ここで、ひとつまたひとつと新しい思い出を積み重ねていっていただけたらと思います。
フォルムゼノマでは、お客さまのご要望に沿った古民家リノベーションもお受けいたします。
ぜひ一度ご相談ください♪