暮らすを考える知恵袋
2022.01.20 住みよさと設計のヒケツ
清潔で気持ちの良い「洗面・脱衣室」づくり
こんにちは、営業担当の水野です!
お天気が優れない日が続くと、太陽の陽射しが恋しくなりますね。
家の中でも、洗面脱衣室や浴室のような湿っぽい場所は、カビが生えたりしないように清潔にしておきたいものです。
そこで今日は、洗面・脱衣室とうまく付き合うためのコツをお教えしたいと思います。
●明るさを取り込む
基本的に、日光の入る南側はリビングを配置することが多いため、水廻りは北面や西面などの日当たりのよくない場所に計画されます。
そうなると、窓があっても日光が入りにくく暗くなりがちです。
そこでおすすめなのが、「高窓」や「トップライト」。
高い位置に窓を配置して、室内に日光を取り込む工夫をしましょう。
一般的に、洗面台が外壁面にあったら、その上部に壁・天井までの高窓をつけるなどの方法があります。
視線が外に抜けるので、開放感も生まれます。
●内装の素材・色の選び方
水はねや湿気が溜まる洗面・脱衣室は、家の中で最もカビが生えやすい場所。
特に危険なのが、湿気やカビに弱い壁紙(クロス)です。
また、お打ち合わせ時に、「洗面・脱衣室は清潔で明るいイメージの『白』にしたい」というお客さまも多いのですが、もしカビが生えたときに一番目立つのは白い仕上げです。
そのため、洗面・脱衣室の壁に白いクロスを選ぶのは避けましょう。
フォルムゼノマでおすすめしているのは「ヒノキ」です。
木肌の色が明るく、光を乱反射し室内を明るく柔らかい光に包んでくれます。
また、木には伸縮しながら湿気を吸い込む調湿作用があります。
クロスと比べるとコストは若干高めですが、数年程度で張替えが必要となるクロスに比べれば安いくらいと言えます。
●物の収納場所を決める
タオルや下着、家族分の洗面小物、洗剤など、洗面・脱衣室は思っている以上に物が多く、キレイに収納できていない方も多いかもしれません。
それらが洗面台の上や棚を占拠していると、生活感が出てきて掃除も大変です。
そこで、それらをしっかりしまっておける収納が必要です。
例えば、洗面小物は鏡の裏面収納へ、タオルや下着は壁付けの大きな収納棚へ。
片付ける場所が決まっていれば、物があふれかえることもなくなります。
さらには、もっとキレイにしたいと積極的に掃除・整頓をしたくなるはずです。
ちょっとした工夫をするだけで、洗面・脱衣室が毎日気持ち良く使える場所になりますよ!