暮らすを考える知恵袋
2021.10.28 住みよさと設計のヒケツ
和室の設計
こんにちは、営業担当の水野です!
昔はどの家にも必ずあった「和室」。
畳の爽やかな香りや伝統的な日本家屋らしい設えは、日本人なら心が和む空間ではないでしょうか。
今も独立した本格的な和室がある家もたくさんありますが、最近は「和室コーナー・畳コーナー」モダンなデザインの“和のスペース”を施工するケースも増えています。
例えば、普段建具は開放されていて、隣接するリビングダイニングの「タタミコーナー」として設計するケース。
こんなふうに間取りを作ると、子どもの遊び場や大人の憩いの場にちょうど良いですね。
畳に座っておもちゃで遊んだり、ゴロンと横になって休憩したり、新聞や本を読んだり…。
家族との心地よい距離を保ちながらも、リビングやキッチンにいる家族との会話も自然につながります。
冬はコタツを置いて茶の間のように利用しても良いですし、お爺ちゃんお婆ちゃんが泊まりにきたときには襖を閉めて客間としても変形可能です。
そして長い目でみれば、自分たちが年齢を重ねて足腰が不安になった時には、主寝室を2階からこの和室に移すこともできます。
こんなふうに、和室はいつでもどんな時でもカタチを変えながら使える空間なのです。
それが毎日の暮らしの豊かさにつながることはもちろん、無駄な空間を作らないことはローコストやエコロジーにもつながります。
もっと自由な発想で、住まう人のための和室設計をしていきたいですね。