エコな暮らしを実現するための「パッシブデザイン」~省エネの本当の意味ご存じですか?~ - フォルムゼノマ

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家づくりの知恵袋

2022.08.25 パッシブデザイン

エコな暮らしを実現するための「パッシブデザイン」~省エネの本当の意味ご存じですか?~

こんにちは、フォルムゼノマです!

お盆を過ぎた頃から、少しずつ暑さが和らいできましたね。今夏も暑さ厳しい毎日でエアコンなどの設備は必需品でしたよね。毎日ヘビーに使っていると気になるのが光熱費。それを少しでも抑えるためにと「省エネ」を意識している方も多いと思います。

そもそも、省エネルギーの目的はエネルギーの使用にかかるコスト、つまり水道光熱費といわれるような「費用」を減らすことではありません省エネルギーは「エネルギーの消費を減らす」ことが目的です。コストだけ低くしても、エネルギー消費が増えることだって実はあるんです。。

 

その典型的な例としては、電力会社のオール電化住宅。クリーンで安いというイメージ戦略をもとに、IHやエコキュートのような給湯器を使うことで家庭のエネルギー源を全て電気にして、光熱費を減らそうという売り込みです。ガス会社に支払うガス料金(基本料金と従量料金)や灯油代を不要にして、様々な割引プランをもとに家庭が支払う費用を減らそうとします。その目的はエコでなく、結局は放電し無駄になる深夜電力も含め、電気を売りたいだけです。

 

発電所の発電用タービンは準備に要する時間が2〜3日かかる為24時間フル稼働しなければならず、需要の少ない夜の電気は変電所等で放電するといった垂れ流しの状態。それが深夜電力利用でお金に代わったら最高です。

結果的に光熱費が安くなったことで、消費者はそれが「省エネルギー」に反しているとまで考えません。電力会社はどこよりも商売上手です。エネルギーを使う側の立場として、財布にやさしいことと環境にやさしいことは決して=(イコール)にはならないことを、しっかり理解しておきましょう。とくに電気は使えば使うほど省エネから離れます。

 

ではこれからエネルギーはどのように選択し、使用していけばいいのか?

 

化石燃料の消費を減らして地球環境の保全・生態系の維持・持続をめざすのが、省エネルギーの最終的な目的です。日々の生活は快適性と引き換えにエネルギー消費を増やし続けているという意識のもとに、昔の人の生活をふりかえってみればよいのです。もっとゆっくり生活しましょう。夏は暑いし冬は寒くて当たり前。風や雨、水の流れや日射などを、空調の助けとして利用してみましょう。

 

もちろん、東京などでの異常な夏や北海道の極寒を過ごす為には、この方法だけでは不可能に近く、冷暖房設備の設置は不可避です。その場合も、基本的な考え方は変えてはいけません。効率の良い空調装置を使い自然エネルギーも取り込みつつ最小限、効果的に組み合わせて、省エネルギーを達成することができます。

 

参考までに…
外壁や屋根面の通気や通風層のない単なる高断熱・高気密構造の建物は熱ごもりを生じさせやすく、そこにエアコンを設置しただけの住宅は、かえってエネルギー消費を増やす場合もあります。

自然環境に真っ向から立ち向かわず、周囲にあるものをアイデアで生活に取り込み少しでも利用できないかな?なんて考えてみるとワクワクしてきます。