改正省エネ基準と断熱性能 - フォルムゼノマ

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暮らすを考える知恵袋

2020.01.14 パッシブデザイン

改正省エネ基準と断熱性能

こんにちは、フォルムゼノマです。

フォルムゼノマの家づくりでこだわるポイントのひとつに
「断熱性能」があります。
断熱性能とは、簡単に言うと
家の中の熱がどれだけ外へ逃げていくかを数値化したものです。

つまり断熱性能が高い家は、
冬は室内の空気が逃げないので温かく、夏は外の熱が室内に入らないので涼しい。

冷暖房を頻繁に利用しなくても、快適な温度・湿度を保ってくれて
省エネやランニングコストの節約、
冬に怖いヒートショックなどの健康的リスクも軽減されます。

省エネ住宅といえば
2013年に法律で定められた「改正省エネ基準」というものがあります。
それ以前の省エネ基準にあった外壁や窓などの断熱性能に加え、
1次エネルギー(石油、天然ガスなど)の消費量基準も定められたのです。

実はこの「改正省エネ基準」は2020年に義務化されるはずでした。
しかし、手続きの煩雑さや建築コストがアップするなどの理由から義務化は先送りに。
建物自体の性能と家で使われる電気機器の性能をアップさせることで、
エネルギー使用の合理化(建物全体でエネルギー消費量を減らす)を目指していましたが、いまだ企業の“努力義務”にとどまっています。

ちょっと難しい話になりましたが、
高い断熱性能は省エネ住宅には欠かせません。
当社の断熱性能は、従来から変わらず高い基準を提供しています。
標準仕様でもUA値(外皮平均熱貫流率、数値が小さいほど熱が逃げにくい)が「0.53」。
全国の5地域の基準値である0.87を大きく上回った高性能です。

そして、さらに上のグレードでは、
より高い断熱性能基準である「HEAT20」にも対応しています。
2018年夏には、「HEAT20 G1」仕様(UA値0.48!)の住宅を建設。
完成見学会では多くの方からお問い合わせをいただき
みなさまの関心の高さを感じました。

もちろん性能数値は大事です。
しかし、高ければよいというものでもありません。
窓が少なく小さければ断熱性能は上がりますが、
冬の暖かい日差しや外の眺めなどを生活に取り込むことはできません。
それなら、大きな窓を作っても快適に暮らせる工夫に頭を悩ませます。
全体のコストバランスを見て、お客さまが望む性能をご提案しています。
私たちは“お客さまが気持ちよく暮らせる家づくり”を第一に考えているからです。

まずは、数値に惑わされず
「自分たちが望む暮らし」についてよく考えましょう。
そして、断熱に関しての正しい知識や施工技術を持っている会社を選ぶことも大切です。
当社では各物件に対して外皮と一次エネルギー消費量の計算をしていますし、
現場監督が厳しく現場のチェックをしているので安心してお任せいただけます。

断熱性能についてもっと詳しく知りたいという方は、
ぜひ一度ご相談ください。